地域塾・組織塾

 コミュニティや組織(職場)を改善したい ----- そう願っている人は少なくありません。でも、その願いを「気軽に」語り合い、情報共有する機会は、意外と少ないのが現実です。

 「地域塾・組織塾」は、具体的な事例を取り上げ、自由に議論します。どなたでも気軽にご参加ください。

 隔月(原則として、奇数月)に開催しています。

2020年5月例会

日時:2020年5月30日(土)14:00-15:30

Zoomを使ったWebミーティングで行います。

Webミーティングに慣れることを目的に、内容は、ざっくばらんな近況報告、雑談にする予定です。

Zoomを使用した経験のない方は、次の動画をご覧ください(とても簡単です)。

  https://www.youtube.com/watch?v=abLIuNtnxgQ

​参加される方は、このホームページの「お問い合わせ」に、氏名、メールアドレスをご連絡ください。

3月例会は、新型コロナウィルス感染防止のため中止にしました。

2020年1月例会

​日時:2020年1月11日(土)14:00-17:00

場所:九州産業大学3号館1階会議室(後半は美術館に移動)

テーマ:芸術と組織のメタファー :美と選択の思考

話題提供者:黒岩俊哉(九州産業大学芸術学部芸術表現学科教授)

【発表要旨】

 「芸術」という言葉には「わからない」「敷居が高い」「異質なもの」
「自分とは特に関係のないもの」「風変わりである」「特別な者の特権」
などという印象があるとともに「美しいもの」「心を豊かにするもの」
「超越的なもの」「神的なもの」という二律背反する評価があり、
一般的にはどちらも正しいと思われている。

 確かに芸術には、直感的で感覚的、そして非論理的な側面があり、
むしろこれらを重要視している。ところが、それらのあやふやで定量化・
数値化できない印象とは裏腹に、きわめて論理的な基盤があることは、
普段の会話の中ではあまり膾炙しない。

 これは芸術の表現や創作といわれるものを、作家や芸術家が無意識的
に行うことから、それぞれの特殊な法則性を言語化せずに「作品」として
完了してしまうためだと考えられる。その姿かたちは藪の中であり、
機織りする鶴の不可視性そのものなのである。冒頭の、芸術に対する
印象形成は、この点から生まれているのだろう。

 しかしながら、ダ・ビンチやアインシュタインにみられるように、
論理(科学)と芸術の融合によって時代を変革した人物が多いことは、
一般的にも周知されている。(科学者と芸術家の共通性からもたらされ
る相乗効果を、寺田寅彦や件のアインシュタインらがすでに指摘して
いたためだと思われる。)

 さて今回の問題提起では、芸術の持つ不可思議な特性や性格から決定
される「選択」の可能性を、現代の組織のなかで「実用的」に活用
できないか、という命題にせまる。実は欧米では、企業の最高意志決定
機関にアーティストやデザイナーを組み込むという動きがすでに活性化
している。では、欧米とは異なった特有の文化背景(コンテクスト)を
もつ日本の組織にとって、そして独特の意志決定や選択にとって「芸術」
の居場所はあるのだろうか? いくつかの事例や現象を例に、芸術家の
立場から話題を提供したい。(黒岩俊哉・記

2019年11月例会

日時:2019年11月30日(土)13:00-15:30

場所:九州産業大学15号館15201教室

テーマ:世代性の縦の糸・横の糸

話題提供者:父下坂剛(四国大学)「親の育児参加と世代性」
      久木山 健一(九州産業大学)「 祭を媒介とした世代性」
      神藤貴昭(立命館大学)「地域・企業の風土と世代性」
      田渕 恵(中京大学)「 高齢者の世代性と地域の関連」

 11月例会は、日本発達心理学会九州支部の会合に参加する形で開催しました。

 世代性(generativity)とは、「自分自身のこと(だけ)ではなく、次の若い世代のことを考える」という人生の後期に直面する「課題」のことです。この課題と真摯に向き合うか、それとも、この課題から目をそむけて生きるか ---- それによって、人生後期は大きく違ってきます。また、この課題は、個々人の課題であると同時に、コミュニティの課題でもあります。福岡市博多部の祇園山笠には、「コミュニティぐるみの世代性(への取り組み)」を見て取ることができるように思います。ジャーナル「集団力学」掲載の論文地域が子どもを育む:博多祇園山笠と子どもたち」(中野 苑香, 立石 武泰, 杉万 俊夫)をご覧ください。(杉万俊夫・記)
 

2019年10月例会

日時:2019年10月26日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学3号館1階会議室
テーマ:eスポーツの普及を目指して
話題提供者:吉元 柊平(九州産業大学経営学部4年生)
      長友 佑樹(九州産業大学経済学部4年生)
      池田 周平(九州産業大学経済学部4年生)

 10月例会のテーマは、現在世界で急速に発展し、話題となっている「eスポーツ」。
「eスポーツ(e-sports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。海外ではビッグビジネスとして国際大会が開催される中、国内でもその環境は大きく変わりつつあり、2018年、日本はeスポーツ元年と言われました。
 今回、九州産業大学4年生3名(吉元柊平さん:経営学部、長友佑樹さん:経済学部、池田周平さん:経済学部)をお迎えして、実際にeスポーツを見せていただき、話題提供も行っていただきました。
 吉元さん、長友さん、池田さんは第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラム【全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI(2019年10月開催)大会「ウイニングイレブン」部門〔オープンの部(年齢制限なし)〕】の宮崎県代表として出場しました。

 

(2019年7月例会は、台風5号接近のため、10月例会に延期しました。​)

2019年5月例会

日時:2019年5月25日(土)14:00-17:00

場所:九州産業大学3号館1階会議室

テーマ:地域で認知症予防 ---- みんなが「先生+生徒=先生徒」

話題提供者:宮本節子

 看護師でもある宮本節子さんは、関西の伊丹市で、身近な仲間が主体的に、「認知症になっても安心して暮らせるコミュニティ」をつくる活動を展開されています。具体的には、以下のとおりです。
 1 認知症講座+仲間づくり脳トレ麻雀(麻雀をしたことがない女性対象)
 2 シニアのスピーチ会(市民対象高齢者の主張)
 3 認知症サポーター講座(小学生かtら大人)・認知症理解講座
 4 認認カルタ活動(認知症の啓発学習カルタ)
 5 回想サロン(回想法を応用したアクテイビティサロン活動)
 6 回想カード、脳トレカードの作成、提供
 7 百歳体操  

2019年3月例会

日時:2019年3月2日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学3号館1階会議室
テーマ:地域と公共交通の関わりを考える
話題提供者: 阿部 雄介(国土交通省 九州運輸局 交通政策部長)

 阿部氏は、2000年京都大学総合人間学部卒業(杉万ゼミ)。卒論研究では、鳥取県智頭町の村おこし運動をテーマにしました。卒業後、毎日新聞に入社、8年後に国土交通省に入省という異色のキャリアの持ち主です。
 現在、地方では人口が減っていく中、路線バスや鉄道、旅客船など地域の交通を、誰が、どのように守っていくのかが喫緊の課題になっています。国の交通運輸行政に携わり、九州の実情をも見てきた立場から話題提供をしていただきました。

​発表スライドはこちら

​2019年1月例会

 馬場健彦先生に、「今日の町内会・自治会と課題」というタイトルで話題提供をしていただきました。

発表スライドはこちら  参加者のアンケート結果はこちら


日時:2019年1月26日(土)13:00-16:00
場所:九州大学伊都キャンパス イーストゾーン一号館

テーマ:今日の町内会・自治会と課題
話題提供者:馬場健彦先生(九州大学人間環境学研究院)

2018年11月(臨時)

 中国の厦門市にある田洋(テンヤン)村の村長、陳水譲さんと、叶(ヨウ)好秋さん(京都大学人間・環境学研究科の大学院生)を招き、陳さんが行っている住民参加型の地域活性化運動について報告していただきました。

日時:2018年11月16日(金)10:30-12:30

場所:九州産業大学3号館1階会議室

テーマ:田洋村住民参加の農村振興

話題提供者:陳水譲(中国厦門市田洋村:村長)

      叶好秋(京都大学大学院人間・環境学研究科:大学院生)

2018年11月例会

 集団力学研究所は、創立50周年記念事業の一つとして、連携協定を締結している九州産業大学の学生3名を、中国・内モンゴルの砂漠化防止活動に派遣しました。その3名の学生諸君に体験談を報告していただきました。次の九産大ホームページもご覧ください。

https://www.kyusan-u.ac.jp/news/sabakukaboushi/

日時:2018年11月3日(土)14:00-17:00

場所:九州産業大学3号館1階会議室

テーマ:中国・内モンゴルの砂漠化防止活動に参加して

話題提供者: 立津 一樹(国際文化学部2年生)

       立石 オメガ泰三(芸術学部3年生)

       伊藤 晃生(芸術学部2年生)

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【9月例会は中止にしました。】

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2018年7月例会

 そもそも「IoT」とは何なのか?「IoT」によって、私たちの生活はどう変化するのか?私たちは、「IoT」にどう対応すべきなのか?
地域塾・組織塾の常連メンバーのお一人、小倉弘毅先生(九州産業大学理工学部電気工学科)に話題提供をしていただきました。

日時:2018年7月28日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学3号館1階会議室
テーマ:「IoT」とは何か --- 情報技術社会を考える
話題提供者: 小倉弘毅(九州産業大学理工学部電気工学科)

2018年5月例会

日時:2018年5月19日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学3号館1階 大会議室
テーマ:「知っておきたい心の減災 --- 大きな自然災害に備えて、今,できること・すべきこと」
話題提供者: 窪田由紀(九州産業大学人間科学部臨床心理学科)

​2018年3月例会

 毎年3月は、糸島を会場に、糸島地域の活性化に取り組むグループと交流を行ってきました。本年も、3月31日、「地域における町内会の在り方」をテーマに、糸島で通算5回目の「地域塾・組織塾」を開催しました。
 

2018年1月例会

日時:2018年1月20日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階 大会議室
テーマ:システム工学的思考は役立つか
話題提供者:三宮信夫(元:岡山県立大学学長)

2017年12月例会

 いよいよ師走。除夜の鐘を1週間後に控えて、仏教をテーマにしました。仏教と言えば、「葬式仏教」と揶揄されることもしばしばですが、それに対する若き僧侶たちのチャレンジを紹介していただきました。今回の話題提供のベースとなる修士論文(PDF版)は、次のサイトからダウンロードできます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgd/34/0/34_378/_article/-char/ja/
日時:2017年12月23日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階 大会議室
テーマ:開かれた仏教を目指す仏教者の試み --- 若手僧侶とゆるーく話す会
話題提供者:飯野顕志(黄檗宗 海瀧山王龍寺)

2017年11月例会

 健康で仕事ができる職場づくりは、働き方改革の必須条件です。しかし、職場には、さまざまな健康問題が潜んでおり、放置すると大問題になることも。今回は、ゲームを使って、健康問題に対処する手法(いわば、働き方を振り返るゲーム)について実習を交えて紹介していただきました。
日時:2017年11月25日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階 大会議室
テーマ:ゲームでつながる働き方改革
話題提供者:日比野愛子(弘前大学)

2017年10月例会

 昨年は熊本地震、今年は朝倉水害、大きな自然災害が続きました。1995年の阪神・淡路大震災で、延べ100万と言われる災害救援ボランティアが活躍し、「ボランティア元年」と呼ばれて以来、ボランティアは災害救援にとって欠かせぬ存在になりました。
しかし、実際に自らがボランティアとして被災地に身を置くとき、いかに行動すべきか煩悶することも少なくありません。熊本地震、朝倉水害の救援活動に取り組んだ心理職のボランティアに実体験を紹介していただきました。

日時:2017年10月21日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階 大会議室
テーマ:熊本地震・朝倉水害の救援活動に参加して
話題提供者:宇津貴志(九州産業大学 臨床心理学専攻)

2017年9月例会

 「学ぶ人の主体性を引き出す」---- 自分が教える立場に立った時、これは、なかなか難しいことです --- 家庭でも、職場でも、コミュニティでも。実は、大学の授業でも、これが大きな問題になっています。ひと昔前のように、一方向的な講義だけでは、学生はそっぽを向くだけです。かと言って、グループ学習にすればよいかと言えば、そんな単純な話ではありません。
 このテーマに正面から取り組んでいる理系教員の方々に話題提供をしていただきました。
日時:2017年9月23日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階504教室
テーマ:学ぶ人の主体性を引き出す授業を目指して
話題提供者:藤井厚紀・石橋慶一・上村英男(福岡工業大学短期大学部)

 

​2017年8月例会

 先月は「へき地」と呼ばれる田舎の話でしたが、今月は、打って変わって都会のシンボル「団地」をテーマにしました。団地に暮らす高齢者の特徴、団地における「高齢者の居場所」、団地自治会の意義などをめぐって、小池高史先生(九州産業大学、社会学専攻)に話題提供をしていただきました。小池先生は、数多くの団地で調査研究を実施、「『団地族』のいま --- 高齢化・孤立・自治会」(書肆クラルテ、2017年)を出版されています。
日時:2017年8月26日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階 504教室
テーマ:「団地族」のいま
話題提供者:小池高史(九州産業大学国際文化学部)

​2017年7月例会

 集団力学研究所は、6年間、博多百年町屋「高橋邸」を拠点に活動してきましたが、本年7月1日より、拠点を九州産業大学(国際文化学部内)に移しました。これを機に、これまでの地域塾と組織塾を合体し、「地域塾・組織塾」にすると同時に、その内容も一層充実させていく所存です。

日時:2017年7月29日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館5階大会議室
テーマ:大都市の中の僻地(へきち)活性化10年の歩み --- 京都市花背地域の事例
話題提供者:諏訪亜紀(「洛峰ココイマプロジェクト」の中心メンバー)

 150万都市京都の中心から北を眺めると、北山杉で有名な北山連山が連なっています。花背は、その北山連山の峰の向こうですが、京都市(京都市左京区)の一部です。そこは、行政的には京都市の内部でありながら、いわば「外の世界」です。京都市中心部が春うららかな日でも、積雪2メートルということも珍しくありません。花背には、美しい自然と伝統が残されています。「こんなところで子どもを育てることができたら」と思う人も少なくないはずです。

 しかし、花背は、人口減少が進む僻地です。北山の峰は、同じ京都市の中心部分との高い壁です。この壁を超える挑戦が10年以上続いています。今回の話題提供者、諏訪亜紀さんは、その挑戦に取り組んできた中心人物です。しかも、ちょうど今、その挑戦が大きな節目を迎えています。

ココイマプロジェクトについては、次のサイトをご覧ください。
http://www.kokoima.org/

花背では、毎年8月15日に、「松上げ」という壮大かつ幻想的な祭りが行われます。次のサイトもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=NN4xlI3JV6k

​2017年6月例会

日時:2017年6月24日(土)14:00-17:00
場所:九州産業大学2号館7階704号室(杉万研究室)

テーマ:向津具(むかつく)半島視察報告(6/3~4)とまちおこしの提案

話題提供者:手嶋翔一(九州産業大学国際文化学部3年生)
 

2017年5月例会

日時:2017年5月20日(土)14:00-16:00

場所:九州産業大学2号館7階704号室(杉万研究室)

テーマ:新しいグループ・ダイナミックスを求めて(その2)

話題提供者:杉万俊夫(九州産業大学国際文化学部)

2017年4月例会

​日時:2017年4月22日(土)14:00-17:00

場所:九州産業大学 コミュニティギャラリー・イーストウィングス

テーマ:新しいグループ・ダイナミックスを求めて(その1)

話題提供者:杉万俊夫(九州産業大学国際文化学部)

*前月3月4日に行った京都大学最終講義をベースにした内容です。

 使用したスライドのダウンロードはこちら

一般社団法人 集団力学研究所